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プライベートでは許されない盗聴

プライベートは守られるべきです。人は何を考えようと自由です。人はどのようなことを考え、話そうと自由です。職場で張り詰めた緊張を、自宅で緩めて心身ともに癒すということは必要です。

職場での盗聴、Eメールのチェックなどは組織を守るために必要なことであるかもしれません。組織が組織でいるために、従業員の足並みを揃えるために、そのような情報管理は必要なのかもしれません。組織上背信行為に足を踏み入れている従業員は看過すべきではなく、時には「排除」することも必要になるのかもしれません。

ですが打って変わって自宅、自分のプライベートは完全に守られるべきであり、「違法」で無い限りは、それは尊重されるべきです。警察の捜査などで見られる「家宅捜索」は、その行為自体に「裁判所の令状」が必要です。操作上重要な情報が得られることが確信されれば、フライベートも関係なく自宅を捜査する権限が国にはあります。ですが、それ以外では、また疑わしい段階であるのであれば、また、警察以外の組織がそのような家宅捜索、あるいは盗聴などによるプライバシーの侵害を行うことは禁止されています。

自分が完全に安らげる場所は、誰もが持っているべきです。どれだけ疲れても、どれだけ忙しくても、自宅に戻れば羽を伸ばせる、自宅に戻れば自分の好きなことができる、好きな人と好きなハナシができるということです。そのようなプライベート、プライバシーを侵害してしまうのが、自宅の盗聴です。

会社であれば誰が聞いているのか、何のために盗聴しているのかの察しはある程度つくでしょう。その中で自分の違反行為が露見してしまったのであれば、それは自分が悪く、組織の勝ちということで納得するしかないかもしれません。ですが、自宅であればハナシは別です。プライベート、フライバシーの侵害であればハナシは別なのです。絶対に避けなければいけないことでもあり、守るべきものでもあります。


ですが、自宅、プライベート、プライバシーが「盗聴」されているとなれば、今度は「誰が」という点がわからなくなります。どのような目的で、誰が盗聴しているのか、特定できないのです。また、特段自分に何の影響もない場合、「気がつけない」ということすら考えられるのです。愉快目的なのか、ストーキングの一環なのか、理解することができません。

だから「怖い」のです。

誰がなんのために自分のプライベートを探っているのかわからない、だから怖いのです。だから盗聴が恐ろしいのです。それをキッカケにしてなにか重大な事件に巻き込まれてしまうかもしれない、何か恐ろしいことをされるかもしれない、自分は監視されていて、誰かが自分のことを探っている、そのようなことが現実に起こってしまうと、夜も眠れなくなります。

そのような可能性を少しでも感じたら、まずは専門家に相談するべきでしょう。専門家に相談して、自分が狙われているのかどうか、まずは確かめることから始めたいものです。賃貸の住居などであれば、そこに住んでいたのは自分だけではないのです。前の住人が誰も気がつけない場所に盗聴器をしかけて去っていったということも考えられます。どのような経緯でそれが仕掛けられたのかを特定することは困難ですが、「盗聴器があるのではないか」という不安は解消されます。

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